コツコツと歩く音がする

その後をタタタタッと追いかける音がする



コツコツと歩く少年は 神田 ユウ

教団のエクソシストであり教団一の冷酷
口は厳しく態度も冷たい
唯我独尊の一匹狼

その後ろを追いかけるのは 

こちらも教団のエクソシストである
大人しくゆったりしている。


実は余り知られてないが2人は幼なじみだ。

同じ師匠で同じ日に入団した。

それでよく任務を組むようになった




『(何年も一緒だけど…この位置関係は変わらないね…)』



と、心の中でため息をする

今日も任務で早歩きの神田をはたまに走ったりして
神田の後ろ三歩で止まる。




『(一度も隣に立ったことないんだよなぁ…)』


と、イノセンスである ―鎌―を持って…と行ってもいつもは棒になっているけど…


『……(幼なじみなのみ…あたしは「神田」って呼んでるし…あっちも「」って言うし)』

昔は「ユウ」と「」だったのに…





なんて考えてるといつの間にか再び離れていた。


『(あっ…)』


と、慌てて走って近づく

すると神田は止まり



「いつまで後ろにいるんだ?」


と、振り返って聞いた。

そしたら不機嫌な顔だった


『……え?』

「ハァ……」


いや、ため息はあたしだし…
と、考えてると

グイッと腕を掴んで隣に来させる


『!?』

あまりのことでびっくりした。


「行くぞ……」


と、手を繋いだまま歩いている

もちろんあたしは神田の隣だ そして右側



『あ……あたし…ユウの隣……居てもいいの?』


「……愚問だな」












                                              


                                    側に許可





(ほ、本当に?)

(……あぁ…………)

(う、嬉しい……//////)









碓氷 京様へ


貴方に逢いたくてに捧げます。